前回、建て売りと注文住宅の価格と施工側のモチベーションの違いについてご説明しました。
今回は、建て売りと注文住宅の違いについて期間、自由度の高さの2点に絞って徹底比較していきたいと思います。
目次
1.比較その③受け渡しまでの期間
建て売りは一ヶ月。注文住宅は7~10ヶ月が平均
建て売りは既に完成していますので、基本的には契約から1ヶ月程度で入居できます。
注文住宅は、土地から探す場合と土地がすでにある場合で期間が大幅に変わりますが、一般的な30坪程度の2階建ての場合は7~10ヵ月です。
間取りの打ち合わせで約2ヶ月前後、その後着工まで約2ヶ月前後、着工してから4ヶ月前後となります。※もちろん案件ごとに異なります。つまり間取りのお打ち合わせを始めて約8ヶ月前後でお引っ越しというスケジュールが一般的となります。(土地から探す場合は、この8ヶ月前後+土地探しの期間)
※土地探しの期間はエリアや予算によって大きく異なります。
注文住宅の場合は、お引っ越しまでにかなりの時間を要しますので、お引っ越ししたい時期が決まっているのであれば前もってスケジュールを立てていく事が大事です。
2.比較その④自由度の高さ
建て売りはほぼ0に対し、自由度の高さがウリの注文住宅
既に完成している建て売りは、基本的には変更はできませんので自由度はほぼゼロなのに対して、注文住宅は自由度が非常に高い事が大きなメリットです。
★注文住宅のメリット★
①間取りはもちろんの事、住宅設備や外壁、コンセントなどの電気関係に至るまで全て自由に設定できる事。
★注文住宅のデメリット(建て売りにとってはメリット)★
①自由度が高いという事は裏を返せば予算が上がっていくという事。予算オーバーの危険性あり。
②完成していて実物を見て購入できる建て売りと違い、今から作っていく、しかもこれから作っていく注文住宅は完成のイメージが非常にしづらいという事。
自由であるのはいいけども、その分費用面やデザイン面に不安が生じてきますね。
では、その2点の改善策はどのようなものなのでしょうか?
注文住宅に決めた上でここは気をつけたい!注意点
インテリアを考えるうえで欠かせないのはショールーム見学です。PanasonicやLIXILなどの住宅設備はそれぞれ実物を置いて見学できるショールームを完備しています。
なので、キッチンや浴室などショールームなどで、外壁はショールームやサンプルなどで「単体」で見る事が可能です。
頭の中で組み合わせてイメージすることは難しいですが、実際に見に行けると実感がわいて生活を想像しやすいですね。他にも、CGパースなどで実際の間取りに当てはめ確認する事もできます。(あくまでもですのでそれでどこまでイメージできるかはお客様次第というところもあります…)
しっかり予算組みをした上で、絶対にやりたい事、できればやりたい事、今やりたい事、後からでもできる事をしっかりと分けて優先順位をつけていく事が大事です。
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記事:福井健太 編集:生田愛佳