【知っておくべき】注文住宅って費用どれだけかかる?予算・相場の平均 | 住まいのWebマガジン/TEAM NEXT MAGAZINE

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【知っておくべき】注文住宅って費用どれだけかかる?予算・相場の平均

こんにちは!注文住宅のTeamNextです。

「注文住宅といっても、メーカーによって価格が違う……。むしろどんなところにお金がかかるかよく分からない!」と疑問に思われている方は多いのではないでしょうか?実際のところ注文住宅の価格は会社によっても大きく違いますし、項目も非常に分かりづらいです。

今回は注文住宅に必要な費用と、建築費の価格帯によってどんな家が建つのか例を交えてお話しします。

目次

注文住宅に必要な費用ってどんなものがあるの?

注文住宅を建てる際にはどのような費用が必要でしょうか?
大きく分けて下記の4つになります。

①土地価格
②土地購入の諸費用(仲介手数料等)
③建物建築価格
④建物建築の諸費用(登記費用や火災保険等)
⑤住宅ローン関連費用

それでは順番に見ていきましょう!

土地購入費用・土地購入の諸費用

①の土地購入費用は何となくイメージがつきますよね。
土地購入費用とは、土地自体を買う際の費用です。もちろん土地をすでにお持ちの方はこの費用はかかりません。ただし、人気の立地や駅から近いといった土地の場合は土地価格が高額になる場合があります。
また、売買契約のときに購入代金の一部を支払う手付金(土地価格の5~10%)が必要になります。

そして、②土地購入の諸費用とは、その土地を販売する業者への仲介手数料やその土地の測量費などになります。

続いて、③建物建築費用④建物建築の諸費用(登記費用や火災保険等)についてお話しします。

住宅メーカーによって違う!主に5つに分けられる建築価格の項目

注文住宅を建てる会社は大きく分けて3つのグループに分かれます。

1つ目は誰もが知っているような大手ハウスメーカー、次に誰もが知っている訳ではないがそこそこ全国レベルの中堅クラスハウスメーカー、そして地域のビルダー(工務店)です。この3つのグループで建築価格が変わります。

建築価格は、
設計費用/建築本体費用/地盤改良費用/上下水道引き込み費用/外構費用
と、主にこの5項目からなります。この他、必要であれば宅地の造成(森林や農地などの宅地以外の土地を住宅地にするため形質を変更すること)費も発生します。ちなみにカーテンや照明、エアコンも別途の場合がほとんどですので、こちらも注意が必要です。

登記費用や銀行費用などの諸費用とは?

諸経費についてはどこのハウスメーカーでもビルダーでもあまり変わりません。なぜなら、登記費用や銀行の費用はそもそもハウスメーカーに払うわけではないからです。

登記費用→司法書士や税金関係の費用であり、
銀行関係の費用(保証料や手数料)→銀行に払う費用ですので、
どこのハウスメーカーでもビルダーでもあまり変わりません。

銀行関係の費用はハウスメーカーやビルダーではなく、「どこの銀行でどのプランで住宅ローンを組むか」によって変動するわけです。

住宅ローン関連費用とは?

土地関連・建物関連以外にかかる費用とすれば、⑤住宅ローン関連費用があります。これらは主に銀行に支払う事務手数料や住宅ローン保証料になります。他にもローンの種類によってつなぎ融資が必要な場合は、つなぎ融資利息が必要な場合もあります。

チラシ上の価格表記より間違い無く高くなると考えたほうが◎

広告の価格表記や住宅営業が価格の説明をする場合は、この5項目の内の建物本体費用を指している場合がほとんどです。なぜなら、建物本体費用以外の項目は、建築する土地やお施主様のご要望によって大幅に変わるからです。地盤改良費用や上下水道引き込み費用は必要ない場合もあれば、造成が必要な場合はそれだけで数百万円かかる場合もあります。

従って、商談初期段階(お施主様にとってはメーカー選定中の段階)で営業は基本的には建物本体価格をメインにして話をしていきます。

「建物本体価格に設計費用が入っていると思っていた…!」という話にならないように、営業と話をすり合わせしっかりと予算組みしていく事が大切です。

どれくらいの予算でどんな家が建つ?建築費用別で見てみよう

それでは、実際どのくらいの建築費でどんな住宅が建てられるのでしょうか?建築費用別でまとめてみました。

「1000万円代の家の施工事例」
ワイドな吹き抜けと豊富な収納のある家

延床面積 126.98㎡
敷地面積 219.79㎡
建築費用 1,700~2,000万円

「2000万円代の家の施工事例」
遊び心あふれるスキップフロアの家

延床面積 110.97㎡
敷地面積 105.82㎡
建築費用 2,300~2,500万円

「2500万円代の家の施工事例」
陰と陽を駆使したハイデザインの住まい

延床面積 117.91㎡
敷地面積 158.46㎡
建築費用 2,500~3,000万円

「3000万円代の家の施工事例」
多彩な収納と高い開放感の一邸

延床面積 240.19㎡
敷地面積 249.79㎡
建築費用 3,500~4,000万円

「4000万円代の家の施工事例」
光華やぐ照明デザインと徹底された生活動線

延床面積 197.52㎡
敷地面積 169.41㎡
建築費用 4,000~5,000万円

この他の施工事例はこちらにも掲載しております。ぜひご覧ください。

予算の決め方と資金計画の立て方は?

それでは、何を目安にどれだけの予算であれば無理のない計画が立てられるのでしょうか?

まずは全体の予算立てをします。無理なく出せる自己資金はいくらか、そして無理なく払える毎月の住宅ローン支払はいくらか、ということころから借入金額を逆算して自己資金を合計した金額が総予算です。

大事な事は無理なく出せる(自己資金)、無理なく払える(住宅ローン)です。

注文住宅は進めていくうちに、どんどん希望が出て費用が膨らんでいくものです。
そのため、

①決まっている希望があれば契約前にあらかじめ見積もりを取って、予算感を掴んでおく
②無理なく出せる自己資金はいくら用意できるか考えておく
③住宅ローンは多めに通しておく。※住宅ローンは後から減額は出来ても増額はできません。

この3点がとても大事なポイントになります。

詳しくはこちらの記事にも掲載していますのでぜひご覧ください。

まとめ

一軒家を建てるにあたって発生する全体予算のイメージは、

土地価格+土地購入時の諸費用+建物建築価格(主に5項目)+建物建築の諸費用+照明カーテンやエアコン+家具や引っ越し代+予備費……
になりますね。

このように、注文住宅にかかる費用について全体の予算をイメージし、それに予備費としてプラスαを加えた額から自己資金を引いた額が住宅ローンの借り入れになるようにしておく事が、無理のない家づくりで大切なポイントです。

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記事:福井健太 編集:生田愛佳